2025年5月21日開催 IE5モータ Webセミナー
『IE5モータで達成するカーボンニュートラル』
~エネルギー効率の新しいスタンダード~
◎ 開催レポート ◎

2025年5月21日に『IE5モータで達成するカーボンニュートラル』Webセミナーを開催しました
製造業のカーボンニュートラルご担当者様や機械装置メーカーの設計者様・営業担当者様など、たくさんの方にご受講いただきました
ウェビナー内容
①モータのIE効率値の基準(今後の省エネ基準)
②IE5同期リラクタンスモータの構造・特徴(かご型誘導モータとの構造比較、省エネ性・メンテナンス性)
③IE5同期リラクタンスモータのラインナップ
④IE5モータ搭載可能機器(ポンプ、冷却塔)
⑤IE3モータとIE5モータとの省エネ比較
上記のような内容で講演させて頂きました。

ウェビナーで頂いたQ&A

2015年制定のIE3トップランナーから10年経過したが、今後の基準はどうなりそうか?
少し先となりますがEUの高効率規制と同じように75kW以上についてIE4基準化の検討がされています。
IE5効率につきましては規制化されていなくても、カーボンニュートラルの取り組みをされている企業様が独自にIE5効率モータの購入基準化を検討されておられるケースが増えています。
かご型誘導モータと同様に容易にメンテナンスができるのでしょうか?
SynRMシリーズの同期リラクタンスモータは永久磁石を使用していない為、かご型誘導モータと同等にメンテナンスが可能となります。
かご型誘導モータと比べたとき、取付寸法が異なるか知りたい
IEC規格の同期リラクタンスモータであれば、
ほとんどの枠番で同等の取付寸法となります。
『IE3モータ+INV』と『IE5モータ+INV』と比べた時の省エネ性はどれほど違うのか?
IE3・IE5ともに周波数を1Hzずつ低減させた場合の消費電力変異の実証では、周波数を低減するに伴い消費電力差は大きくなります。
60Hz⇒50Hzに低減させた場合、IE5はIE3と比べ10%の省エネとなります。
どのような使用状況においてIE5モータの省エネ性が高くなるか?
IE3モータとIE5モータを比べた場合、周波数を低減した際に消費電力差が大きくなります。
効果が大きい使用状況としましては、
(1)通年稼働 (2)周波数を下げて駆動 となります。
冷却設備は、通年稼働 且つ 冬季での使用率低減をされる場合が多く、冷却水ポンプや 冷却塔ファンが省エネ効果が大きい設備となります。
今回掲載させていただきました質問の他にもご受講の方からも多数のご質問をいただき、皆様の省エネモータに対しての興味度の高さがうかがえました。




