top of page
冷却塔用モータの新しい取り組みについて
新しい試みの背景
現在、冷却塔には、動力をモータで得てギヤボックスやシャフトなどで動力をファンに伝えるものが一般的です。
ただこの機械は、結構頻繁にメンテナンスが必要です。
年中雨風にさらされ、しかもずっと動き続けているため、機械そのものに蓄積されるストレスはかなり大きいです。
さらに昨今の労働力不足によって、メンテナンスが出来る人材の確保も難しくなってきているようです。
また、冷却塔はほどんどの場合、常時動かしていることが多く、電気代もかなりかかります。
そういった意味で結構コストがかかる冷却塔ですが、
最近の動きとして、CTDDというものが出てきています。
CTDDとは?
CTDDとは、Cooling Tower Direct Driveの略で、
特徴としてはファンに直接モータを取り付けることで機械自体を簡略化でき、
メンテナンスの手間をかなり減らせます。
これはどういうことかというと、、
従来の冷却塔では、
モータやファン(インペラ)以外にもシャフトやカップリング、特にギアボックスなどで特にメンテナンスが必要です。
これに対しCTDDでは、ファンに直接モータを付けることで、間の機材が省略でき、メンテナンスのコストが大きく削減できるものになります。
冷却塔の機器は一旦導入すれば数十年使い続けるため、そこで発生するメンテナンスコスト、電力コストも同時に考えていく必要があります。
また機器の更新の際にもこういった方法がある、ということを念頭に選定を行うことが重要ですね。
bottom of page