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<ご存じですか?>
北米のモータの高効率規制が、2023年4月18日より変わりました!
去る2022年10月18日に米国のDOE(Department of Energy)から高効率品実施規則が改定されました。
これにより、2023年4月18日以降、米国を通関する高効率法令の対象モータは、第三者機関の認証の取得、
及び銘板への表示の変更が必要となります。
第三者機関ってどこ?

米国の場合、UL LLC(Underwriters
Laboratories Limited Liability Company、等だね。
これは略してULと呼ばれる、米国の試験や検査および認証
を行う認証企業だよ。

今まで北米輸出用の機械に
組み込みで使っていたモータは
そのままで使えるの?

新たに輸出する場合は、今回のUL認証
を受けたものがあれば使えるよ。
ただし、メーカーによっては認証を取り直す
必要があるから、確認が必要だね 。

ひょっとして、 国産のモータは
そのままじゃ使えないの?

各モータのメーカーに確認する必要はあるけど、
一部のメーカーでは使えなくなったようだね。。。

認証の制度が変わったため、一部の供給に支障が出ているようです。
また銘板などの表記方法も変わったので、下に簡単に解説します。
また従来は、使用できる電圧表記(例“230/460”)とは別に、
“Usable At 208V”という表記で「208Vでも使用できますよ」って
銘板に表記できていたものが、より厳密になって、
この“Usable At”表記が使えなくなったらしいよ。

えっ!?
それって、全く別のモータを
使わなきゃいけないってこと?

一部で従来使用していたモータでは対応できなくなるものもあるようだけど、実際はある程度の許容範囲があるので、
銘板変更で表記を変更することで、対応が可能なものもあるらしいよ。

そっか~
サイズが変わったら、機械の設計自体を変えないといけなく
なるから、確認しておいた方が良さそうだね・・・

今回ご紹介した内容は、改定内容の一部になりますので、詳しくはご使用のモータの製造元にご確認ください。